ギヤチェンジとはチェーンがかかっている歯車を変えること。ペダルを重くすることをシフトアップ、ペダルを軽くすることをシフトダウンといいます。
ギヤチェンジの方法は、ハンドルの左右についたレバーを操作して行います。メーカーによってシフトチェンジの仕方は異なりますが、今回はスラム製のシフトを例に見てみましょう。


- 左側のレバーは、クランク側、前2枚の歯車のギヤチェンジを行います。レバーを奥まで深く押すとシフトアップ、チェーンが大きい歯車に移動します。
反対に浅く押すとシフトダウン、チェーンが小さい歯車に移動します。クランク側のギヤをチェンジすると、ペダルを踏む力が大きく変わります。頻繁に変速すると走りがギクシャクしてしまうので注意しましょう。

- 右側のレバーは、リア側、後ろ10枚の歯車のギヤチェンジを行います。操作方法はクランク側と反対で、レバーを深く押すとシフトダウン、浅く押すとシフトアップです。
リア側は歯車の枚数が多いため、ひとつギヤチェンジしただけではペダルを踏む重さはあまり変わりません。
細かい微調整ができるので、ふだんはこちらをメインに使ってスムーズに走りましょう。
- ※スラム…
- アメリカの自転車パーツメーカー。ロードバイクのパーツを作っており、ここで登場した自転車の変速機はこの“スラム”製。
このほかのパーツメーカーとしては日本の“シマノ”、イタリアの”カンパニョーロ”などがあり、各社変速機の操作方法が少しずつ異なる。
次はギヤチェンジと脚のタイミングを合わせる話です。走行中、チェーンは常に歯車から外れないようにピーンと張った状態になっています。
この状態でギヤチェンジをするときに、ペダルを思いきり踏んでしまうとチェーンと歯車が擦れて大きな負担がかかります。変速が上手くいかないばかりか、自転車を傷めやすく、チェーンが切れてしまうトラブルも起こります。
そこでギヤチェンジするときは、ペダルを踏む力を一瞬弱めてやりましょう。たったこれだけでカチッ、カチッと気持ちいい変速ができるようになります。
チェーンを大きい歯車に移動させる際はとくに効果てきめんです。

最後はギヤチェンジのタイミングについて。上手な人は普通の人と比べてたくさんギヤチェンジをしています。
その理由は、走っているときにペダルを踏む力が大きく変動すると身体が疲れてしまうから。細かなギヤチェンジを行なって調整しています。とくに長距離を走りたいときは有効なテクニックなので心がけましょう。
平坦から上りになる路面では、平坦のときにギヤを軽くして上りに備えましょう。下りの路面ではスピードに応じてギヤを重くしていきますが飛ばしすぎに気をつけてくださいね。


- ロードバイクのレクチャーは、母国スペインと日本の自転車レースで活躍していたホワン選手が担当。
“速い=カッコいい”乗り方をマスターしよう。


