自転車乗りのランニング

白戸太朗インタビューコラム|自転車乗りのランニング

COLUMN: バイクパフォーマンスを上げる30分ランニング

 自転車でのパフォーマンスを上げたいと思っているのなら、短い時間でも運動量を確保できるランニングをトレーニングに取り入れるのをおすすめします。特に気温が低い季節では自転車に乗って体を温めてから、本格的なトレーニングをするのに1時間以上かかってしまうことも。しかし、ランニングなら走り始めて5分で体が温まってきます。忙しい毎日を送っている人が、フィットネスレベルを保つためにはうってつけのトレーニングなのです。

 例えば30分なら朝や夜に時間をとることが可能でしょう。その30分間だけでもランニングならある程度の運動量を確保できます。自転車での運動はランニングよりも負荷が少ないため、長い時間続けられるのが利点です。例えば5時間、6時間も走り続けるのは大変なことですが、自転車では比較的容易に運動を続けられます。しかし、反対に短い時間で効率的に運動負荷をつけるには、ランニングが適しているのです。

 そのうえ、ランニングに最低限必要なのはシューズだけ。例えば、出張や旅行など出先でも運動をしてフィットネスレベルを維持するためには、有効な手段です。しかも、自転車では冷えや危険を伴う、小雨や雨上がりなどの時でも気にせず運動ができるのです。

 また、ランニングを有効に行うことで、体重管理が容易にできるのも利点です。特にヒルクライムを行う人には体重管理は大切なポイントの一つ。ランニングをすることで、短い時間でも代謝をアップし、脂肪を燃焼させることができます。

 普段、自転車に乗っている人が、ランニングを始めるときにはいくつか注意してほしいことがあります。一つは急にたくさんの量を走らないこと。20分から30分くらいのランニングから始めましょう。そのときのペースにも注意です。自転車でトレーニングを行っている人は心肺機能が鍛えられていますが、ランニング時の筋肉の負荷に弱い場合があります。自転車と違い、走るときは体が揺らされ、関節や内臓にも負担がかかります。そのため、急にペースを上げすぎてしまうと、身体に負担がかかりすぎてケガや故障を招きかねません。余裕を残したペースを心がけてください。少し息が上がっても、話ができる程度のペースを保つようにしましょう。

 さらに、ランニングフォームにも注意が必要です。フォームがよくないと、故障につながりやすいのがランニング。自分の動きを鏡で確認する、友人に見てもらうなどするのがおすすめです。そのとき、膝とつま先が一緒の方向になっているか確かめて下さい。そして腰が沈みすぎていないかもチェックです。姿勢よく正しくウォーキングするところからランニングフォームのイメージをつかむのもいいでしょう。

 ランニングで使う筋肉と自転車で使うものは、同じ部分もあります。大腿四頭筋や大でん筋などです。特にランニングで坂を上ったり下ったりする時は同じように使うので、30分のランニング時に坂道や階段などをコースに加えるのも有効な手段です。より自転車ライフを楽しむため、よりパフォーマンスをアップするためにランニングというもう一つの手段を持つことで、トレーニングに幅が広がります。

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